荒地と親父
親父は詩を書くことが唯一の趣味で、"衣更着信"というペンネームで戦前の文芸雑誌"若草"などに投稿していたそうです。その投稿者の中に特定のグループが形成され、それが戦後荒地派と呼ばれ一気に開花したようです。
親父が命の次に大切にし、自分の詩やエッセーが掲載された戦前戦後の雑誌類はつい先ごろ全て盗難にあい、遺言だった遺稿集を出すことができなくなりました。しかし、荒地派の詩人の詩集やエッセー集の一部は残されているので、それらをゆっくりと読み返し親父の足跡をたどろうと思います。
上記過程で、気づいたことや書き留めておきたいことをまとめたのがこのカラムです。もし、親父の詩やエッセーなどが記載された雑誌などをお持ちの方は、是非該当部分のコピーを送付いただけたらと存じます。