マリファナとモルヒネ

マリファナは依存性や常習性がモルヒネに比べてはるかに少なく、健康には殆ど害がないそうです。但し、問題は酔っ払ったような状態になり、その状態で運転したら何が起きるか想像できるでしょう。

タバコの健康面の害はマリファナよりはるかに大きいそうで、現在の基準だと麻薬扱いされてもおかしくないとのこと。

追記:2014/1/6

コロラド州でマリファナが解禁されました。勿論個人的な意見ですが、あらゆる制限はできる限り解いて欲しいと思います。いずれ我が国でもマリファナ解禁はあると思いますが、税務当局が張り切りそうですね。

追記:2015/02/26

中国とシンガポールでは麻薬犯罪には死刑が常識ですが、他にもあることが分かりました。もしかするとイスラム系の国ではインドネシア同様かも知れません。

追記:2017/2/6

先ほどテレビを見ていると、単にマリファナを吸っただけでは罪にならないとのことですので追記しました。

追記:2017/5/3

イギリスではマリファナそのものを売ることは違法ですが、種を売るのは合法です。個人的に栽培して自宅で覚醒感を楽しむのは御自由にということでしょう。我が国も個人の自由に関する制限は、それに根本的問題が無い限り解除して欲しいと思います。せめて明治維新のお手本だったイギリス国のレベルに!

追記:2017/7/21

いよいよ国家ぐるみの解禁です。今後ウルグアイでの運用を踏まえて、今後は税収増をもくろむ多くの国でマリファナが解禁されると思います。

マリファナとモルヒネ 2013/7/20

私にはマリファナとモルヒネの経験がある。マリファナは30年以上前のハワイでの出来事だから時効だろう?二十代の後半、ホノルルの山手にある大きい一軒家に半年程下宿していた。5人の同居人の一人に、コンラッドという私と同世代の男がいた。母が日系、父がポルトガル系とのことだが、日系には見えなく、かと言ってポルトガル人とも思えない"パイレーツ・オブ・カリビアン"の"キャプテン・ジャック・スパロウ"そのものだった。ハワイの人たちの中には混ざり合っていて何がオリジンか分かりにくい場合もしばしばある。緑色のカマロに乗り、いつもブラブラしていて何を生業としているのか分からない奴だった。ガールフレンドもいる両刀使いのホモで、たまに私がいつもより早く下宿に帰ってくると最年長の同居人とベッドインしている場面に遭遇したことが何度かある。なぜか、フルオープンで頑張っているのだ!既に当時からハワイではホモということは何ら隠すことでも無かった。少なくとも私の下宿では!私の友人の中国系ジョージ・タムの奥さんアイリーンも「ハワイはホモが多いのよ!」と言っていた。彼女によるとその比率は、ハワイ人、白人、黒人、黄色人の順に多いと言っていた。今では、この現象は性不一致という遺伝子異常だということが判明し、単に性格だとして気にする人もいなくなった。

コンラッドがある日、"Shinji, Try marijuana!"と言って紙巻きタバコ風に作ったマリファナを私の部屋に持ってきた。吸いはじめたが、気分が悪くなり、吐き気をもよおしてきた。それで「もういい」と言って断ったが、とてもトリップ出来なかった。マリファナはタバコと異なる特有の強烈なにおいがあり、同居人の32歳の弁護士マイケルが帰宅するなり"Shinji! You are doping!"と言った。それほどマリファナの臭いはきついのだ。私のマリファナの想い出といえばこの程度である。私は煙草も吸わないことから、煙草のにおいには閉口していたので、昨今の嫌煙ブームには大変喜んでいる。下宿生活が何ヶ月か過ぎた頃どうやら彼は私を信用したようで、近くの国有林でマリファナを栽培して生計を立てていると告白した。銃身と銃座を切断した散弾銃を持ち出してきて「この銃は違法だ。俺のマリファナ畑に誰かが入ってくるとこれで脅すのだ。」と言っていた。

モルヒネは、国内で経験した。これは違法でなく、医者の処方によるものだ。会社に入って一年目、スキーで骨折した。この時、スキー場の緊急医が鎮痛剤としてモルヒネを打ってくれた。それまでの激痛がなんとも言えない快感に変わっていく不思議な経験をした。単に痛さが癒えるだけでなく、高揚するような嬉しいような気分になる。確かに癖になりそう。この薬がそのあたりでいつでも買えるようになると少々問題があろう。麻薬取締法には共鳴できる。ごくまれに医者が麻薬中毒患者になるというのも理解できる!自身が処方することで薬剤はいくらでも手に入るのだから!皆さんはモルヒネやマリファナのお世話にならないようにすることが肝要だろう!老婆心ながら。

後年出張でアムステルダムに寄った際、マリファナを目にした。オランダではマリファナは合法だ。吸ってみたい人はオランダに行けばよい。但し、決して国外に持ち出さないこと。麻薬取締法違反により臭い飯を食うことになり、中国やシンガポールだと死刑ですぞ!さて、かの地では、日本でタバコを売っているように、それっぽい店で売っている。タバコとマリファナを比較すれば、タバコの方がはるかに健康に害があるそうだが、なぜかタバコは合法だ。現在首都圏では人目につく所が殆ど禁煙だから、ニコチンアレルギーの私は住みよくなった。映画館が禁煙でなかったころ、大変な目にあったことを思い出す。時々外に出て深呼吸しなければ、卒倒しそうになったのだ。ヨーロッパではタバコは一箱800円から千円だから、喫煙率が低下しつつあるようだが、日本もタバコへの課税率を上げるべきだろう。愛煙家の諸兄、お許しあれ!
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追記:コロラド州でマリファナ解禁2014/1/6

米国コロラド州でマリファナ解禁とのこと。マリファナを吸いながら運転すると大事故になるのでアルコール同様の検出手法も確立し、健康面での害が無いことも証明されたのだろう。但し、公共の場所での吸引は副流煙の害を考えるとタバコ同様に許されないハズだ。今後はコロラドでの運用を踏まえて、全米に広がるだろう。何しろ"自由の国"であり、根拠のない制限は国民が許さないという文化がある。我が国もそういう文化が醸成されると良いが!

追記:麻薬犯罪の懲罰について 2015/02/26

今日の日経:国際面にインドネシアで麻薬犯罪を犯した外国人の死刑執行について記載されていたので追記しておく。インドネシアでは麻薬の持ち込みや密売に関して中国やシンガポール同様に大変厳しいとのこと。1月には5人の外国人が処刑され、近く7人の外国人を処刑する予定だ。ブラジルとオランダは大使を召還し、オーストラリア外相はバリ島観光などのボイコットを示唆したという。日本人の死刑囚はいないが、二人が麻薬犯罪で服役中とのこと。いずれにせよ、日本と外国では法律が全く異なることを我々は認識すべきだ。私などバリ島では格安の民宿にしか泊まらず、窓の鍵が壊れている部屋に長期間泊まったこともあるが、万一トランクに麻薬など仕込まれたらお手上げだ!他人の荷物を預からないなど今や常識だが、重々注意が必要である。

追記:マリファナ吸引のみでは罪にならない 2017/02/6

テレビの番組で元女優のマリファナ吸引について放送されており、その中で単に「マリファナを吸引しただけでは罪にならない」とのことだ。すると私は隣部屋のコンラッドが私の部屋に持ってきたマリファナを吸っただけだから、罪にならないようだ。栽培・所有・販売などが犯罪とされており、私の場合は時効以前に犯罪ではなかったようだ。但し、米国の法律は知らないが!考えてみれば、知らずに吸っただとか、医者の処方だとか、医薬品や食品に含有されていたとか、単に摂取することを犯罪とすれば少々複雑な問題が生じよう。
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追記:イギリスでは事実上マリファナが解禁されていた 2017/5/3

昨年イギリスとアイルランドを二か月間旅行した。レンタカーを借り行き当たりばったりだった。その間、コーンウォールのニューキーという町の友人の家に三週間居候した際の出来事である。ニューキー及びその近隣の町には古くからの友人が何人か住んでおり、今回その何人かとも会った。さて、イギリスのマリファナだが、友人のSteveがマリファナの吸引器具とマリファナの種を販売する店を経営している。最初店に足を踏み入れたとたん怪しいなと思った。並んでいる商品はマリファナの吸引器具だし、マリファナの種も売っていた。初めて店に入った日には少々口をはばかったが、何度か遊びにいくうちに尋ねた。彼の弁だと、英国ではマリファナそのものを売るのは違法だが、種やパイプを売るのは合法とのこと。ザル法である。我が国では、私が子供の頃は大麻が普通にその辺に生えていたし、ケシの花もなぜか河原に咲いていた。私の故郷の近くには大麻神社がある!これは勿論マリファナ神社だろう。我が国では麻が古代から身近な植物だったからだ。さりとて現時点では、某元女優のようにマリファナを吸引することは違法である。皆さんにはくれぐれも勝手な解釈をしないように!



 Steveと彼の店だ。左のロッカーにマリファナの種を入れていた。種を売る際は、ロッカーの鍵を開けていた。子供が種をつかんで逃げるなどできないようにだろう?

よくよく考えてみると、イギリスでは社会不安が起きるわけでもなく、子供がラリって困るという話も無い。この方法だとマリファナで金儲けもできない。せいぜいSteveの店レベルだ!イギリスの司法当局は洗練されていると言えまいか?だだ、タバコのように庶民から税をせしめることはできないが。イギリスのマリファナの解放手法は重要な示唆である。もしタバコもこうなると副流煙問題は無くなり、税も無くなる。実に愉快な話である。そもそも栽培から始めないとタバコを吸えないとなれば、一気に吸引人口は減るだろう。さて現在、タバコに関しては都会では公共の場もレストランも禁煙である。ところが我が故郷の香川県ではレストランでの喫煙は普通だ。そういうことで、私は禁煙か完全分煙かのレストラン以外に行かないことになる。最近実家から車で十数分のところに完全禁煙のうどん屋ができて喜んでいる。香川県の辺境地帯にある我が故郷にも禁煙の波が押し寄せつつあるのだろう。まあ他人を思いやれば喫煙は外でとなるのが紳士のたしなみだ。飛躍するが、紳士の国イギリスのたった二か月の滞在経験でタバコを目にしたことは友人のAndyが庭に出て吸うところだけだった!我が国も他人を思いやる紳士の醸成が必要か?

追記:ウルグアイでマリファナ解禁とのこと 2017/7/21

今朝の日経によるとウルグアイでは世界初の国家的マリファナ解禁とのこと。事前登録された18歳以上の市民(ウルグアイ人と永住者)にのみ販売するという。5グラムで187ペソ(730円)で、タバコよりもかなり高くはたして売れるのか?私なら自室で栽培するが、恐らくそれは違法なのだろう?結局、密売組織が得ていた金を税として当局が取り込むということか?密売組織の弱体化と税収増をもくろむ警察と税務署が益を得るのだ。ウルグアイの運用状況を見て不都合が無ければ、今後多くの国が導入に踏み切ることとなろう。恐らく我が国における導入は先進諸国の結果を見てだろう。我が国は多くの場合自主性が希薄で先進諸国に従うという例が多い。いつも思うことだが、我が国が先進諸国を先導するようなことがあれば良いが。なお、私自身はマリファナもタバコも体質に合わない。しかるにマリファナ解禁論者ではなく、タバコの喫煙可能エリアは子供や非喫煙者に被害を及ぼさないよう法律で厳しく制限すべきと考えている。我が国がそれを先導し、先進諸国が追随すれば良いのだが。但し、善良な国民に対する根拠の無い法的制限は避けるべきという、素直な自由主義者である。
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