ワイン&グルメジャパンに行った

ワインは今や私の主たるアルコール源となりました。特に、赤ワインをターゲットとしています。
●ワイン&グルメジャパンに行った 2013/04/05

酸化防止剤を含有しない国産ワインが増えたことで、何時だったか日々のアルコールにワインが加わった。この傾向は10年くらい前からだったと思う。さて、ついこの前ワインショーなるものがあることをWebで知った。これは自称ソムリエの私としては絶対に行くべきと思い。重い腰を上げ、意を決して行った。なお、このショーはプロ向けであって有象無象の来所は拒否しているのでくれぐれも一般の方は行かないように。開催場所は国際展示場で、昔は晴海の展示場と言われていたところだ。その当時展示場へは、浜松町駅から船乗り場まで5分くらい歩いてそこで渡り船に乗り行った。小さい船だが、幅広で安定感があり3百人くらい乗れたのではないだろうか?定員は係員がきちんと数えて、列の最後に係員が旗を持って立っていた。あと数人前にいたら乗れるという時には、少々悔しかったものだ!晴海の展示場へは事実上このルートしかなかったように思う。それが埋め立てが進み、新橋発モノレールが出来、今では地下鉄も通じているので幾つものルートがある。あの懐かしい船は今も運航しているので、天候のいい日には、ぜひお試しあれ。

さて、展示場に行ったところ参加者が多いのに驚いた。ただ参加者と言っても全て食品業界の人達で、私のように自称ソムリエなどは居ないはずだ。試食できるとか試飲できるとか言っても、その為だけにここに来る人は相当暇人だろう。まあ私もその暇人の一人であると言えないことはないが!さて、展示場は最終日の金曜日だったこともあり混雑していて歩くのにも苦労するほどだった。特に、ワインでなく、それ以外のイベントとして食料品関連の展示会も行われていたことから、人出の多さは理解できる。さて、この会場で全ての試食品を食べればテレビでよく見る大食いチャンピオンでも死んでしまうだろう。私がちょっと興味が湧き試食してみたのは寒天のヌードルだった。どうとでも味付けでき、さっぱりかつ超低カロリーの食品だからだ。豆腐のソフトクリームもあったが、少々豆腐の味がして私にはわざわざ買って食べるかな?と思った。肥満の女性にはいいかも!もし私がレストランをやるとすれば三日間の開催日全てに参加し朝から晩まで食品をチェックし自店の看板商品を考えるだろう。もう歳だから今や誰に隠しもしないが、私はかなり偏執的(変質的ではない!)な性格だ。

さて、お目当てのワインだが、全ブースを見て廻ったがなんと"無添加"は無かった。そもそも高級ワインを普及させたいが為のショーだろうから、国産格安無添加の居場所は無いという雰囲気だった!そこで無添加という切り口でいくつかの店舗で聞いたが、そもそもフランスなどでは酸化防止剤添加は輸出時の義務になっているそうだ。その添加剤の種類も数値も法律で決まっており、勝手に数値を下げたりすると当局に摘発されるとのこと。私としては、酸化防止剤無添加のフランスワインというのも、ブランド価値があるような気がするのだが!今のところ、私のような酸化防止剤過敏症の方はマイノリティのようだ!

ワインの探索に行ったのだが、なんと米国産のスピリッツにハマってしまった。展示場をブラブラしていると、入り口に近いブースで暇そうに外国人の老夫妻が話し合っていた。チラッと旦那と私の目が合い、私は"Hellow"と言ってみた。すると試飲してみないかということになり、私は酔っ払うと困るのでほんの少しだけと言って飲んでみた。すると、心地よい芳香が口の中に広がり"これはいいな!"と思った。名刺をあげたところ、奥さんが出した名刺には"Hand Crafted Spirits (Premium American Distilled Spirits)  Myrna Gull", Vice Presidentでシアトルの会社だった。そう言えば何度かシアトルに行ったことがあるが、当時一緒に出張した同僚が仕事の合間にシアトルマリナーズのイチローを見に行った!さて、もし私が飲み屋をやるならばSpiritバーなどもいいかなと思う。しかし、酔っ払ったお客さんにお説教をし殴られそうだから止めておこう。もし再びシアトルに行くことがあれば、この会社を訪問してみたい。
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