高齢者講習と免許更新

いよいよ高齢者講習を受けました。歳とともにボケがひどくなることは、自身で感じています。つい先頃まで解けていた数式が解けなくなりました。もう終わりです!

高齢者講習と免許更新 2020/10/6

「高齢者講習受講通知書」が来た。齢71、いよいよ完全に高齢者である。もう10年以上前から、運転中にギクッとすることや、くだらないことで腹立たしくなることがある。運転はいつか止め、その定量的判断には高齢者講習しかない。およそ自身に対する評価ほど身勝手なものは無いからだ。さて、高齢者講習の通知は、更新期間満了日の半年前にはがきで来て、記載された教習所(*)に電話予約する。
*:神奈川県全域の教習所が記載されている。

私の場合は距離的に最も近い教習所に何度か電話したがビジー!少々遠い向ヶ丘自動車学校は一発で通じた。向ヶ丘自動車学校は駅から遠く私には無料送迎バス以外にアプローチ方法はない。調べたところセンター北駅に迎えがあり、駅前駐車場(*)に車を停めて行くことにした。ロータリー前で待っていると初老運転手のオレンジ色のバンが来た。彼とちょっと話したが大型トローリーを長く運転していたそうだ。彼にとって大型トレーリーと教習所出迎えバンでは、その運転の難易度は雲泥の差だろう。
*:勿論有料である。今どき無料駐車場は都市圏では有り得ない。私の友人、同郷のK君が彼の店で都心の駐車場の事情を喋っていたが、駐車場一台に月10万円は田舎と都心との貨幣価値の違いだろうとのこと。都会に住んでも、田舎に住んでも皆さん金がかかり、この先皆さん大変だ!

さて、講習会(*)だが、参加者12名指導者4名、まず視力検査で例のレバーを円の欠けた方向に倒すやつ。二段階あり、通常と暗視力、私は1.1と0.6だった!通常は優、暗視は可である。夜間の運転が怖いなと思っていたが、視力に明に表れていた。講習は座学と実技があり、私のグループは座学や実技で落ちた人は無かったようだ?座学で初めて知ったことは、左方優先だ。大昔習ったはずだが、完全に忘れていた。都会では停止線などしっかり表示されているので問題ないが、猿や猪が横断する私の田舎では停止線どころか中央線もないところが多々ある。これ以外に注意事項として、年寄は視野が狭いので首を曲げてよく見ること、自転車にもあおり運転が適用されること、さらに75歳以上では認知機能検査が追加される。
*:2時間ほどで実技を含め全てが終了する。午前午後と一日数回実施している模様。

実技では、通常の検査コースを廻る。何度も後輪を縁石に乗り上げたが、教習車は私の車より一回り大きいマツダアクセラだ。私と同乗した受講者の方も同様に乗り上げていたので、彼も小さい車を使っているのだろう?最後に講習修了書と証紙貼り付け証明書(*)が渡された。この2通は、警察における免許更新過程で必要、万一無くすとかなり面倒なことになりそうだ?教習所にとって、私たちお客様は人生の最終点に近く物忘れの多い高齢者、教官はくどめに『無くさないように』と唱えていた!以上が私が受けた最初の高齢者講習である。次回も健康に参加できれば良いが?
*:5100円で、これが講習と実技検定の総費用だ。

付録:免許更新

高齢者講習を受けた人は、その後の講習会は無い。後日、大昔通勤で通い慣れた道を通って川崎警察署に出向き更新手続きをした。交通安全協会窓口で2500円の証紙を買い、申請用紙に証紙を貼り必要事項を書き込み、視力検査、写真撮影、5分も待てば新しい免許証を手にできる。なお更新期限は誕生日の30日後までだから、早急な更新手続きを勧める。なにしろ高齢だから忘却が問題!

もう一つ、高齢者には優良運転者制度が適用されず3年毎の更新、時々ニュースにもなる高齢者が引き起こす様々な事象を考えれば当然だろう。明日は我が身か!
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