2014年6月:決算について

二年目が終わりましたが、ジリ貧基調と思われても仕方ない数値です。しかし、これでめげることなく夢の実現を目指します。
●2014年6月:決算について 2014/07/29

我が社の税務申告の季節がやってきた。6月30日を年度末決算日としており、7月は領収書の束とExcelに格闘していた。昨年度は初めてだったので、素人の悲しさを味わったが、昨年の経験を踏まえ今年は大丈夫だろうと甘い期待を胸にスタートした。ところが、今年も素人の悲しさを思い知った。初年度には無かったパラメタが出現し右往左往、結局友人に内容をみてもらったり、税務署で相談したりで収束した。というより、無理やり収束させた!貸借対照表と損益計算書の作成や見方については、会社勤めの頃に強制的に勉強させられたが私の場合身についていたとは言えない。そもそも管理職ともなれば自分が管理する課や部の予算管理は欠かせない。ところが、私が課長の時は小さい会社だったので課の損益を経理部門が完全に把握していた。実のところ課長とは名ばかり、目の前の実務を片付けることに精一杯だった。部長になった時には優秀な課長がいて完璧に予算管理をしてくれた。そういうことから、この会社をスタートした時点では経理に関する経験や能力は少々お寒い状況だった。

長い仕事経験から判る私の特技は、その瞬間は覚えているが次の瞬間には全てをクリアーして新しい事柄に取り掛かるということである。つまり記憶容量が少なく、少々込み入ったその場限りのことは身についてないのだ。さて、今年の決算だが前年よりもさらに悪化。借入金は500万を超え、会社としての信用度は最低だ。但し、この借入金は私の個人的な資金だからつまるところ私の金を世の中にばら撒いているということになる。まあ、高い授業料と考えるか、世の中への寄付と考えるかだ。こんなことを書いていると、もし私以外に株主がいたら怒りだすだろう。いずれにせよ、現状打破が必需で考え付くことは多々あるのだが、帯に短したすきに長しで悩む日々である。

さて、昨年度の決算で問題となったのは、一昨年度の請負仕事で代行支払いした場所代とボランティアの謝礼39,150円だった。そもそもこれは当社の請負仕事の一環だとすれば"仮払い金"だし、別の見方をすれば"前払い費用"となる。友人の経理専門家と税務署の担当官との見解が異なり、昨年度は担当官の指摘に従い"前払い費用"とした。ところが、そうしたことで今年の決算でこの39,150円を消し込めず、このままだと来年度も残ってしまうことになる。そこで、税務署でこの件相談したところ前回の担当官と異なる臨時雇い税理士らしき人によると、我が社の判断で処理すべしとのこと。そこで私の判断で"貸倒引当金"として消却した。このまま39,150円を次年度に持ち越しても、結局永久に入金されない額として残るからだ。

現在、我が社で使っているソフトはWebで探してきたExcelベースの無料ソフトだ。顧客は1社で売り上げも少なく、アルバイトしか雇ってない当社には十分だろうと考えてのことでそうした。このような会社だが、市税、県税、国税(赤字だから納税してないが)などで結構な額を払っており、大企業同様の事務手続きも必要だ。これらの処理を一括してできると我々も楽だし、役所の経費も削減できるだろう。世の中にはコストダウンの種がいくつもあるが、それをいきなりやると人余りとなり別の困ったことも起きよう。ただ、税の統合化のように一元化しやすいものから合理化に取り掛かるべきである。私の感触だと、納税相手が3つあることで間接経費増となり、役人は喜び納税側が困っているのだ。会社を作るまで分からなかったが、世の中には一元化、合理化の種はいくつもある。
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