中国人のマナーについて

全ての中国人がおかしいとは決して思いませんが、国家としてバランスを欠く面があり、その根底に極端に不均衡な富と貧困があると思います。

私が若かった頃、ハワイで大変お世話になった中国人老夫妻がいますが、実に教養豊かで思いやり深い方達でした。ただ、彼らはハワイ育ちの二世で奥さんは中国語が下手だと仰ってました。あるとき夫妻が親戚に逢いに中国に行く途中、我々夫婦が成田の日航ホテルでディナーに招待されたことがあります。言いたかったことは、私は中国人を蔑視する人種差別主義者でないということです。

全ての人は、生活に困らないレベルの収入があり、その人に必要かつ十分な教育を受ければ、幸せに暮らせるでしょう。今の中国は、歪が大きすぎるのだと思います。

追記:2013/11/19
尖閣諸島の防衛について記述しました。
●中国人のマナーについて 2013/09/15

今日、テレビを見ていると中国人が地下鉄の車両内で子供に小便をさせ、それが近くの乗客にかかったとして大喧嘩になった話題が出ていた。我が国だと、トイレの無い車両内で子供が尿意をもよおすと急いで次の駅で降りてトイレに駆け込むが、ここに出ていた親は車内で子供に放尿させたそうだ。言い訳として、"子供のことだから仕方ないじゃないか"というもの。親がついていて、"子供のことだ"とは我が国では通用しないが、中国ではこれが特別だったのでなく日常的な現象のようだ。別の人の言によると”教養や道徳以前にまだ文盲も存在する中国においては特別着目すべき事例では無い”とのこと。もし東京でこれをやると間違いなく警察に通報されるだろう。むしろ周りの人が止めるだろう。今の日本では、これほどひどい話は聞いたことはないが、明治の頃開業した新橋-横浜間の日本始の鉄道でも絶対に許されなかっただろう。

この話題を聞いて、尖閣問題を思った。理屈理論でなく、自分が思ったようにやりたいという個人レベルのわがままが中国という国家レベルで突き進みつつある。これは中華思想、つまり中国が世界の中心だという国民的深層心理だろう。私が知る範囲の三国志など、中国の歴史を思い返せば、遠慮などしていると自分自身が抹殺されてしまうのだから、上から下まで自己中心主義とならざるを得ない。つまり中国三千年の歴史で、勝った者が全てを得て、負けると死か奴隷でしかなかった。現在の中国も程度の差こそあれ、それに近い状況ではないだろうか。支配層と庶民では雲泥の差のようだ。我が国のように、ある程度こじんまりとまとまり全員が納得済みの掟で過去数百年経過してきたのとは条件が違いすぎる。

さて、今後の我が国と中国との関係だが、どのように国際的な潮流が変わろうとも、困難さは変わらないだろう。我が国の指導者に望むことは、中国の歴史を読み返し彼らのDNAに組み込まれた因子を理解し、対処することだ。つまり決して彼らに妥協してはならない。もしある要求に応えると、次に新たな要求が出てくることは間違いない。中国は経済規模では世界第二位となった。今後も、益々中国の座標で物事を進めていくだろう。我が国としては、我々の座標を国際的に認定させ、東シナ海とくに尖閣周辺には巡洋艦や潜水艦を配置し、精鋭自衛隊員を上陸常駐させハイテクとミサイルで武装した巨大なトーチカを構築すべきだ。我々の常識は、中国では非常識だとわきまえ、国家レベルでも個人レベルでも彼らとの付き合い方を図るべきである。

追記:日経朝刊より2013/11/19
コラム「変わる日本の守り」で、「・・・敵に占領された離島に戦闘機が爆弾を投下し、護衛艦が海上から搭載砲を発射、精鋭部隊が小型ボートで島に近づく――。そうした想定で離島防衛の一連の流れを確認した。」とのこと。私が心配するまでもなく、我が自衛隊は着々と準備を進めているようで安心した。これらの脈絡から、海上保安庁の巡視船が尖閣沖で中国漁船に追突された事件は、日本人の防衛に関する意識と能力を確かめる為の中国海軍の先遣隊だったことが読み取れる。まるで夢物語のように感じる人が多いかも知れないが、中国国内の格差による混乱ぶりを見れば何が起きてもおかしくない。
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