ぎっくり腰になった

ぎっくり腰になったことで、医療や福祉について考え込んでしまいました。高々5年後、10年後のことでさえも、想像すると寒気がするのは気のせいでしょうか?我々庶民は高齢化社会に対してどう防御すればいいのでしょう?爪に火をともしつつコツコツと貯金をしておくことしか思いつきません。遅かれ早かれその貯金が世の中に還元されますが、生産的でないことが課題ですね。楽しくない話になりました!
●ぎっくり腰になった 2014/12/25

少々恥ずかしい話だが、ぎっくり腰になった経緯を書いておこう。ぎっくり腰についてはそれを経験した人から何度か聞いていたが、自分自身がそうなってしまってその辛らさがよく分かった。大昔の事だが部下だったある人が会社の近くの駅まで来てぎっくり腰になり、そのままUターンして帰宅したきり1週間以上出勤しなかった。当時は"本当か"とも思っていたのだが、今回はその大変さを十分に思い知らされた。

ぎっくり腰の原因はWebに詳述されているので省略するが、原因の一つに精神的な面があるとの記述を見つけた。ここには、ストレスが起こす原因不明の腰痛、関節痛とのことで記述されている。今回の私の場合、香川県を朝出発し夜川崎に着くという9時間におよぶ連続運転が主たる原因だと思う。当日の夜痛さが強くなり、翌朝有馬病院に入院し診て貰った結果外科的な問題は無いとのこと。痛み止めを注射してくれたが、全く効かなかった!もしかして精神的かも知れない?状況から言えば通常のぎっくり腰だろうが。

ところで、今回は初めて救急車で病院に運ばれた。上述のように長時間運転して川崎に着き、荷物を運び入れようとしたが腰が痛く動く気持ちになれない。仕方なく貴重品だけ搬入し、他の荷物はそのままとした。その夜はくしゃみしても腰が痛く、布団に横になって寝ようとしてもくしゃみで腰が痛く目が覚めてしまうのだ。結局、まんじりともせず朝を迎え、救急車で入院した。勿論自分で運転して病院に行こうとしたが体を曲げて運転席に座ることが困難な状態で、前日よりも痛くなっており、仕方なく救急車に来てもらった。その日から三日間有馬病院に入院したが、結果的にリハビリ部門の先生のアドバイスが最も効果があった。座り方、立ち方、寝方など、さらに日常生活での動作・注意事項などを教えてもらい、今日に至っている。

さて、生まれて初めて自身のことで救急車に乗ったが、このサービスの源は税金である。救急サービスには膨大な税金が使われているが、我々の世代が80歳になる頃には未曾有の事態が起きることは誰が考えても明らかである。救急サービスとは異なるが、それに関連する医療や福祉で現在のサービス品質を将来も継続するとなれば、多くの若者が医療・介護・救急などに従事することになろう。医学部の定員は倍増どころか三倍増させなければならなくなり、我々が支払う健康保険への支出も理屈上倍増、三倍増にならざるを得ない。現在の私は健康保険料27,819円/月、介護保険料19,100円/年で、都合年間352,928円を医療介護のために支払っている。これに市民税の一部が上記救急サービスに充てられており、当然市民税も倍増することになろう。やはり我が国はスウェーデン型の社会を目指すべきか?
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