20年来の友人が娘をつれてやって来た 2017/1/22

"友遠方より来る、嬉しからずや"とどこかで習いましたか?実にその通りのことがあったので記載しました。
●20年来の友人が娘をつれてやって来た 2017/1/22

バーバラは古くからの友人で十数年前私は家族連れでシリコンバレーの彼女の家に遊びにいったことがある。当時彼女は旦那さんと小さい娘の3人家族だった。娘が小さいのでメキシコ人の乳母を雇い少し傾斜地になった広大な庭のある家にラブラドール犬一匹、大小黒猫二匹と住んでいた。その後、二番目の娘が生まれ旦那さんの経営する会社も堅調と思われた矢先、旦那さんが急死するという悲劇に襲われた。私達は彼女とは遠く離れており、その悲劇をかなり後にバーバラの手紙で知った。文章を書くことが大好きなバーバラだが、しばらく音信不通だったことは不吉な知らせだったのだ。

その後もバーバラと家内は文通を続け、彼女たちの様子は把握していた。再婚するだろうと私は思っていたが、その後彼女は自分たちのことをそのファミリーネームからストライザンド・ガールズと称し、娘たちの養育に全力投球したようだ。丁度この年末、娘たちの学校の休暇に、全員そろって日本に旅行し私の家にも遊びにくることとなった。12月18日に来日し、12月29日に帰国した。東京ではパレスホテルに泊まり、なんとこの間年末の混雑時に二度も京都往復をしたそうだ!新幹線から富士山がきれいに見えたと興奮していた。

彼女達は、日本滞在中私の知らないまた興味もない処に勇んで出かけていたようだ。ネコカフェ、忍者屋敷、ロボットレストラン、相撲、云々とおよそ普通の日本人はまず行かないだろうところもある。中でもロボットレストランは、その日は客が全員外国人で、たまたま隣に座った家族は同じシリコンバレーから来ており近所だったそうだ。特に17歳と13歳の娘はそこに行くことが目的で日本に来たと言っていた。我が国はマンガ文化で世界を席巻しているが、この流れの中で様々なビジネスを考える人がいるのだろう。私には少々困難だが!

長いお喋りで最も驚いたことは、この秋ニューヨークに引っ越すとのこと。シリコンバレーの邸宅はどうするのか聞いたところ、売らないそうだ。さらに驚いたのは長女はプリンストン大学に次女は市内の私立高校に入るという。バーバラは娘たちについて行き、ニューヨークのマンションを買い「シティーガールになるぞ」と張り切っていた!米国の事情を知らないと上記のことがなんだかピンとこないかも知れないが、我が国で言えば「長女が東大に入学するので次女を慶応高校に入れて、麻布に家を買い私も東京人になるぞ!。なお、芦屋の邸宅は資産としてとっておく。」というくだりとなろうか!弁護士を目指す優秀な娘たちと、ニューヨークのマンション、いやはやなんともうらやましい話ではないか。
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