国産GPS打ち上げ成功より

我が国が自前のGPSを持つことは様々なメリットがあります。産業は勿論、国防にも重要です。
●国産GPS打ち上げ成功より 2017/10/11

私が社会に出た1973年、まだGPSは無かったと思う。調べてみたところ1978年に米国で打ち上げられたNAVSTAE:Navigation Satelliteswith Time And Rangingで軍用目的だったそうだ。現在も米国のGPSはアメリカ空軍第50宇宙航空団という組織が運用しているとのこと。湾岸戦争が始まったときはGPSの精度をスクランブルし敵軍の利用を制限したことを覚えている。そういうことも一因だろうが、今やロシア、EU、中国、インドなど多くの国で独自システムが運用されている。

我が国では2018年度から国産のGPSサービスが本格運用となるそうだが、その為の4基目のGPS衛星が上がった。4基(*)あるとそのうちのいずれかが必ず上空に見えるそうだ。米国の衛星と併用すると誤差が10メートルから6センチになるという。こうなると自動車の自動運転や、農業用耕作機械などへの適用も考えられる。我が国の田畑はまっ平らなところが殆どなく平地の水田と言えども田ごとに微妙に段差がある。これを克服できる自動運転田植え機などができる可能性が高い。全てはコストダウンにかかっているが、この衛星とハイテクを組み合わせることで世界の誰よりも安く米が作れることは決して夢でない。農家のご主人がテレビを見ながらビールを飲んでいる間に、自動運転田植え機が夜間勝手に田植えをしているという構図である!
 *:"機"かと思っていたが、"基"だった。はたしてどういう意味か分からないが、想像するに基盤ということだろうか?

ロボットは深夜だろうがプログラムに従って勝手に作業するから、人件費を限りなく削減できる。高精度GPSを活用した応用適用は多々あろう。例えば、危険を伴う高層ビルの建築に適用できるかもしれない。数センチの誤差ならば、実際に部材をくわえて現場に持って行きロボット自体の動作で誤差は吸収しながら施行できよう。むしろロボット建築に合わせた部材や資材が出現するかも知れない。話は戻るが、工業高校の生徒が部活でこの高精度GPSとドローンを組み合わせて自動種まき機を製作することなどすぐにもできよう。ただテロリストがドローンに爆弾を積んで原発を攻撃するとなると少々やっかいだ。攻撃は簡単だが、防御は困難だからである。

ちょっとしたハイテク記事に直ぐに反応する職業病的な気質の私だが、実はこの瞬間にもちょっとしたことを活用した儲かるビジネスを模索している。但し、犯罪的なことは絶対にない。しかしなぜか自身の周辺で起きることが犯罪的に感じることは被害妄想的老いか?つまらないことを考え、そうこうするうちにどんどん脳細胞も筋肉も衰え、遠い汽笛のような棺桶の響きが近づいてくる。人は死ぬ、どんなにあがいてもだ。その前にやらなければならないことは多々あるが進まず。老いとの競争になってきた。GPSと老いは何の相関もないが!
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