事故・ドライブレコーダ・車両保険

最近腹に据えかねることがあったので記載しておきます。いざというときの為のドライブレコーダですが、不良品ではどうしようもないですね。この事故の見積もりにマツダのディーラに行きましたが、メカの担当者が「私も写って無かったんですよ!」と言っていた。私と同様PCデポで買ったのでしょうか?聞けばよかった。

・2021/08/02

長い裁判でしたが、やっと終わりました。ただ自賠責で数十万をせしめた詐欺師の彼らは今頃高笑いでしょう。あのような連中ですからいずれ実名を公開する時が来るでしょう。
●事故・ドライブレコーダ・車両保険 2017/11/10

最近高速道路の走行車線に家族4人が乗る車が無理やり停めさせられて、後続車に夫婦がひき殺された事件があった。これでドライブレコーダが着目された。この家族の車には搭載されてなかったが、警察は後続の数百台の車を調査したとのこと。私は運転に自信がなく、年齢的にはそろそろ運転免許を返納すべき時期だと考えている。そういうことから、もし何かが起きた場合に証拠として映像が重要と思っており、数年前から装着している。ところが今回車を買い替えたのでドライブレコーダも買い替えて装着し、そのドライブレコーダが欠陥品だったというなさけない話である。

結論から書いておくが、ドライブレコーダはオートバックスやイエローハットなどの車関連の実績がある自動車用品専門店で日本製を購入し、装着後は必ずオーバーライト録画がされるかどうかを時間をかけて確認すべきである。私の場合はオートバックスで2台、イエローハットで1台、PCデポで3台購入したが、PCデポの3台は全て欠陥品だった!あまりにも情けなく、また事故で大金をも喪失した出来事だったので二度と同様の失敗をしない為に書いておく。勿論、これからドライブレコーダを購入しようという人への警鐘でもある。

・事故の状況

3ヶ月近く前になるが近所の第三京浜沿いの狭い曲がった道で事故が起きた。やっと二台がすり抜けられる鋭角のカーブでの出来事だ。大雨で前が見づらい状態だった。私は大雨だったので前照灯を点けており、トロトロとカーブに入った。すると前方の曲がり角からスーッとワンボックスバンが現れたので停まったが、彼はそのままスピードを緩めることなく私の脇を抜け、その際に相手(ハイエースだったと思う)の尻のバンパーと私の尻のフェンダーとパンパーが当たった。
 *:保険会社に提出した文書

大雨だったが残念なことに傘を持ってなくズブ濡れになりながら相手の車に行き「停まっているのに何で無理すんだ!」と言ったところ、運転席の後ろに座っていた男が「動いていたじゃないか!」とすごんだ。それで、"よーし"ドライブレコーダもあるのでとことんやってやろうと心を決めた。すぐに警察に連絡しようとしたが、スマホが濡れてタップできない。しかたなく相手に電話してもらった!それで大雨の中、現場検証。こんな小さい事故でも警察官が3人、小さい会社を営む私はついつい経費人件費云々と考え込んでしまった。

・ドライブレコーダの故障

さて、私が上記事故に強気だったのは2台のドライブレコーダを備えていたからだが、この2台のレコーダは不良品だったことにその夜気付いた。メモリを外しPCで見たが、買った頃の古い画像は入っているが最新のものが無い。エーと思って、別に持っている車に装着した1台(実はほぼ同時に3台買ってあった。この車の前後と別の車の後方に装着するため。)のレコーダを見たが、3台全て不良品だった!録画はするのだが、オーバーライトモードでもオーバーライトしない。つまり、メモリーが一杯になるとそこで録画が中断する。私はこれ以外に3台のレコーダ(古い車に装着していたものや最近買ったもの)を持っているが、これらは全てOK。ちなみにこの3台のうち、2台はオートバックス、1台はイエローハット(これに懲りて最近購入した)で買ったが、これらは全てOK。そもそもいちいち購入した工業製品の品質チェックをユーザがしなければならないなんて可笑しいだろう?


 PCデポで買った3台のドライブレコーダ(TEC)の一つが左、これに懲りて新たにイエローハットで買ったドライブレコーダ(FT-DR)が右。大きさはほんの少しFT-DRが小さい。

このドライブレコーダは全て同じメーカ(株式会社TEC)の同じ製品で、ほぼ同時期に港北のPCデポ本店で買った。最初に一台を買い、次に同じ日に二台を買った。台数限定の客寄せ商品だった。最初の一台の領収書を紛失していたので二台をPCデポに持っていった。メーカに送り返しチェックするとのこと、3週間くらい経って、保証期限(半年とのこと)が切れているので費用が発生するとのこと。内容は一台は「故障してない」、一台は故障とのこと。故障していう一台は代替品を提供し4500円とのこと。3台買って3台(*1)全ておかしい製品に追加金(*2)を払うつもりは毛頭なく、そのまま返品して欲しいと依頼した。
 *1:以下の写真がその製品である。うち一台は完動品とのこと。しかしこの製品も再び私が車載テストしたところ故障していた。
 *2:こんなメーカの代替品が信用できようはずもない。


 PCデポで購入した3台の欠陥ドライブレコーダ。はてさてこれを何に使う?ああ15000円を稼ぐにどれだけ苦労をしたか!もし同様の被害にあった方は連絡を乞う。これを詐欺といわずなんという!

私が奇異に感じるのは、PCデポによると一台は故障してないという。こちらで事前に何度もチェックした工業製品が自然治癒することは無いだろう。そもそもLSIの塊のような製品が3台全て故障するなど考えられないが、もしかしてPCデポの購買担当者がロット不良(恐らくROMに書いたプログラムのバグだろうが?)をバッタ市場で安く買ったのではないだろうか?メーカ側の調査内容の詳細は無く、いったいどのような調査をしたのだ?私の手元に帰ってきたのは1か月経っていた。もしメーカのエンジニアがこれを読めば連絡を乞う。二度と失敗をしないために大切に保存しておく。

なおPCデポではPCやPC部品などこれまで合計数十万円購入しているが、これを機会にやめる。今回の被害は4800円の故障したドライブレコーダ3台の約15000円と、事故の修理費約15万円である。つい最近は据え置きPCを最新型にし十数万をPCデポに貢献した。実はこれまでCore2Quadという当時最高性能のCPUを使った自作のPCをだましだまし使っていて基本性能には満足していたのだが、グラフィックカードの性能が作業に追い付かなくなった。最新の高性能グラフィックカードはこのPCに刺さらないことが買い替えの要因である。今回PCデポで買ったPCもCPUやマザーボードを別々に買い組み立てた。勿論現在販売されている最高性能のCPUと実メモリ8Gにし、HDはやめてSSDにした。グラフィックカードも高級品にしたことで性能的には満足している。これでよほどの技術革新が無いかぎり死ぬ(*)まで据え置きPCは買い替えなくていいと思っている。但し、ケースは近い将来の増設を考えて一回り大きいものにした。
 *:運が良ければあと10年くらい生きるか?ただ残りの人生を棺桶に横たわったような状態で送りたくない。そうしないが為に何かの方策が必要と考えているが、未だ解決策は見つからず。いささか不遜な発言だが、電撃ショックで苦痛なくあの世に一発なんて自殺幇助機器を作ると逮捕されるだろうか。本気で私自身の為に考えている!

・車両保険(保険会社の対応)

さて、事故の直後直ぐに保険会社(三井ダイレクト損保)に連絡をした。保険会社によると事故の状況からするとドライブレコーダがあることから9対1くらいで有利だろうとのことだった。保険会社に提出した事故の状況は下図に示すとおりである。ところがドライブレコーダに映ってなかったことから「相手がすれ違いの事故だから五分五分と言い出した」とのことで、結局うやむやになってしまった。相手は自分の損害見積もりもやってないとのこと。恐らく当たった位置からするとパンパーに当たっており、被害は確認できない程度だろう?


 保険会社に提出した事故の詳細。この道は港北方面への買い出しの際毎日のように通るが、全ての車がすれ違いの際には徐行する。相手の運転手は若かったが、はたして彼の今後の運転も徐行せずにすり抜けてゆくのだろうか?

今回の事故は、相手の保険会社からも相手からも完全に無視された。一方、当方の保険会社の担当者は最初から修理を自分が紹介する工場に出せとご熱心で、最後までその話をしていた。こちらは相手の見積もりを見て費用をチェックすべきと思うが、何の対応もなし。まるで修理会社のセールスマンのような担当者だった!

後日、保険会社の査定員が来て当たった箇所の写真を撮るという。もともとはマツダに見積もりを出した際にマツダが撮るのだと思っていたが。いずれにせよ事故が起きて2か月以上経ってもこの有様である。車両保険は免責額を多くすれば保険金額は低くなるが、今回の事故で免責を超えた数万円を使っても、結局次年度からの保険額が高くなるので意味がない。従って自前で直すことにした。つまり、今後車両保険は止め、対人対物のみにし、車両保険金額を貯金していると考えればよい。普通に運転していれば頻繁に事故を起こすこともないだろうし、もしあちらこちらをかすったり当たるようになれば加齢から来る衰えであり、運転から撤退する時である。勿論、残り少ない運転期間を抱える私は、これを機会に保険会社を変え車両保険はやめることにした。
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・裁判が終わった 2021/8/1

少々古い話になるが、この事故の3年越しの裁判に決着がついた。川崎簡易裁判所で公開裁判であった。今となってみると、裁判に出席して裁判官や互いの弁護士のやり取りを見ておけば良かった。これまで裁判を傍聴したことは無かったからだ。しかし、実は20代前半、国道246で事故を起こし、3ヵ月の免停になった。その時は、横浜簡易裁判所に出頭し、罪状認否と罰金刑などを申し受けた。事故の事は未だに脳裏を離れないが、裁判のことはほぼ忘れてしまった。勿論裁判官の名前など覚えてない。

今回の裁判は、明石聖裁判官の和解勧告で相手側に90%の過失として私に8万7665円が支払われた。たかだか10万円の損害に40万円以上の弁護士費用と3年間かかったのである。勿論相手側にも経費がかかり、裁判所の運用経費は税金だ。ただ、私の心情として私に過失はなく、このまま引き下がるなど考えられなかった。私には少々頑固なところがあり、まあいいかと思える場合と絶対引き下がらない場合があり、今回は頑固さが出てしまった。

さて、この事故に付帯的な重要な事柄が発生したので今回記述しておく。その前に、裁判所から来た「第8回口頭弁論調書(和解)」に添付された別紙には、互いの債務などの詳細を記述しているが、私が裁判などの詳細を開示してはならないとはどこにもない。また当方の担当弁護士奥田氏に聞いたが、私の記述は問題ないだろうとのこと。

・彼らは詐欺師だった 2021/8/2

相手側の車には運転手を含め三人が乗車しており、別途自賠責で数十万が引き出されていた。損害保険料率算出機構から問合せがあり、まずは新谷氏に17万6474円が支払われたという、その後、運転手粕谷氏と他の同乗者も請求がでているとのこと。3人合わせれば40万円を越すのである。この金は勿論、皆さんの自賠責保険から出ている。彼らは詐欺師集団だったのだ。今後彼らが新聞を賑わすような事件を起こせば、ここに追記しよう。

そもそも相手は2トンのハイエース、当方は1トンを切るロードスター、その互いの後ろのバンパーがかすっただけだからどういう負傷をしたか知りたいところだ。事故の数日後に病院に行きどこかが痛いと言えば負傷認定され通ってしまうようだ。奥田弁護士によると自賠責にはこのような請求が多々あるが、同一人物が数回行うとさすがに拒否されるようだ。世の中まるで詐欺師だらけと考えておくべし。皆さまには決して新谷氏の真似をされないよう。
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