「リベラル」とは何か

リベラルという外来語に日本の政党や政治概念を無理やりあてはめたことが混乱(私には)をきたしていると思います。ガラスやパンのような外来語のように深く考えずに右左と当てはめればいいのでしょうか?こだわりが強い私には納得できないのです。それはお前さんの性格の問題だろうと言われそうですが!
●「リベラル」とは何か 2017/10/29

今朝の日経総合面風見鶏に記載された編集委員大石格氏の解説である。内容はリベラルとはどういうものかという分析で普遍的な定義ではない。我が国のリベラルと称する政治集団や個人の行動言動を通して日本のリベラルとは何かを説明している。ただ最後の段落は…

政治の世界では、ありふれた単語が独自の意味を持つことがよくある。リベラルはその一例であり、一橋大の田中浩名誉教授は「特殊日本的な意味がさまざまに付加されている」と説明する。この読み解きは一筋縄ではいかない。

…とある。大石氏が説明しようとしても一筋縄でないとのことだから、ボケた私に"リベラル"がピンと来なかったのは道理である!私自身がリベラルという言葉を知ったのは大学の一般教養を英語でリベラルアーツということだった。勿論当時深い意味など考えたこともなく、犬はドッグ、一般教養(*)はリベラルアーツだというレベルである。
 *:米国におけるリベラルアーツは我が国の分類と異なっており、サイエンス&アートとあり数学も経済学も含まれるとのこと。確かに私が大学生の時は、一般教養で数学も経済学も習った。

大石氏が解く構図では、立憲民主の赤松広隆氏が唱えた「リベラル勢力の結集」は「中道リベラル」であり、極左リベラルでないことが自民党に次ぐ比例票を得たという。はたしてそれが本当であり今後も続くだろうか。これまで我が国は、米国や英国のように健全な二つの右翼政党が国難に対峙した経験が無い。たった今、我々は覇権主義大国やミサイルで恫喝する国に取り囲まれている。もし立憲民主がそれに対抗する一翼となりたいならば、国会で過激に安保反対を唱え、選挙を踏まえてやたらテレビカメラに撮られることを意識するような議員を包含するかぎり無理だろう。私が見るかぎり現在の左翼体質のグループでは声が大きくスタンドプレイが目立つ少数派議員(*)が幹部議員とは別の支配層として君臨するからだ。はたして数年後再びガラガラポンがあり、先進諸国のように健全な二つの右翼政権が出現するか?常々そう望んでいたのだが。
 *:今回の選挙では、落ちたとたんに党首のせいにしたり、受かっても第3党となるやいきなり指導者の責任にする議員が少なからずいることに驚いた。そういうやからは次の選挙で消えると思うが、なぜか生き残ることもあるのは選挙民のせいだろう?バカな議員を選出したのは我々であることを自覚しなければ、我が国の将来は暗い。
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