東かがわ市長選の総括

四年後に立候補しなくてもいいように、我が故郷に大勢の外国人観光客が訪れ、人口減が止まることを願っています。
東かがわ市長選の総括 2019/5/7

今回の選挙では、私への投票は820票だった。選挙カーでの連呼や街頭演説などを行わなかったことから、820人がポスターや選挙公報を読んで私に同意したということだ。前回の選挙では高校後輩の元行氏に求められ県議選にまわったが、今回は何があっても初志貫徹と決めていた。なお先輩の安倍氏も出てくるだろうと私は何人かに伝えていたが、やはり出てきた。『安倍氏は市議選に出ると宣言しているのだからあり得ない』と言った同級生は、私の読みが当たったことで大変驚いていた!

会社の同僚だった友人は『絶対負ける喧嘩にあえて挑む鎌田がうらやましいよ』と言ったが、これは勝ち負けでなく祖父の遺言であり故郷への恩返しだ。私は今や古希、もちろん4年後にも挑戦するがそれが最後となろう。なぜなら万一74歳で市長になってもその後の4年間きちんと市長の仕事ができなければならないからだ。

投票日には四国新聞の女性記者が夜の12時近くまで私の事務所に張りついた。私の落選は早い時刻に分かっていたが、全数が開票されるまで彼女は張りついた。すべてが判明し私に感想を求めてきたので『今回は前回の二倍820票が入った、これが前回以下だったら二度と出てくるなという市民の意向で、私も撤退するだろう。さて、上村新市長の公約どおり東かがわ市に海外からの観光客があふれ、新生児も若者も増え人口減が止まるならば四年後の私の出番は無い。しかし、これまで同様凋落の一途だったら私は必ず帰ってくる』と伝えた。

翌朝の四国新聞には≪ソフトウェア開発会社社長の鎌田紳二さん(70)は820票を獲得。4年前の県議選から得票を伸ばし「まちの人に自分の考えが少しでも浸透してうれしい。状況が改善されていなければ4年後も私は必ず帰ってくる」と口元を引き締めた。≫とある。さすがに記者の執筆力にはかなわない。

今回も供託金100万円は没収である。経営する会社は赤字で、年金暮らしの私には100万円は大変厳しいが、四年後の挑戦を踏まえて再び選挙貯金を始める。この歳になると、美味しい物を食べたいとか、美しい女性と酒を飲みたいなどの願望は失せてしまっている。そういうこともあり、私自身が老化により四年後に完全にボケてしまい、祖父の遺言を忘れてしまったとならないことを切望する。
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