MR-SのS-MTポンプが故障した

過去10年何の文句も言わずいい娘だったのですが、ここに至って暴れだしました!
MR-SのS-MTポンプが故障した 2015/09/13

8月の最後の土曜日近所の交差点でエンジンが突然止まり、メカ故障サインが表示された。仕方なく路肩に車を押しだし、アーでもないコーでもないとエンジンルームを開けて考え込んだが、とにかくギアが入らないからどうしようもない。バッテリー端子を外してコンピュータをリセットしたいと思ったが、スパナが見当たらないない!そうこうしているうちに直ぐ側のコンピニで買い物していた人が、「どうしました?何かお手伝いできませんか?」と声をかけてくれた、それで「バッテリー端子を外してコンピュータをリセットしたいので工具を貸してもらいたい」とお願いした。ところが、彼の車には工具が搭載されてなかった。奥さんの話だと、先日車の掃除をした際に降ろしたままとのこと!10分ほど歩けば家に帰れると思って、念のためもう一度エンジンをかけるとかかった!ある程度時間が経つとコンピュータはリセットされるようだ。

実はこの日、晴海でディジタル無線システムの講習会があって参加するには時間的に限界だったので、運を天に任せて晴海に向かった。エンジンをかけて数分でウオーニングランプ(赤色で歯車のような形)が点きっぱなしだったが、この状態で晴海まで快適に走り講習会を受けた。そして帰りもこのようなウオーニングの点灯状態だった。いずれにせよ、このまま放置すると完全に止まってしまうことは間違いない。それでトヨタネッツに持っていった。その場の診断では、S-MTポンプASSY(*)とS-MTアクチュエータASSYの交換で38,2752円の見積もり。過去40年以上ブルーバード510に始まり様々な車を乗り継いできたが、40万円近い修理見積もりは初めてだった!数年前ある友人に、この車の助手席側ドアロックが動作しなくなったことを言うと、「トヨタでもそんな故障があるの?」と驚くほどトヨタの品質は定評があるのだ。しかし、私の車歴ではこの故障が最も"高価な故障"で、故障としてはパソコン通信の"売ります買います"で買った十数歳だったシビックカントリーのウォータポンプを取り替えて以来のことだ。
 *:S-MTポンプとは、シーケンシャルマニュアルトランスミッション(変速操作のみをシフトレバーの前後動で変速させるマニュアルトランスミッション)の油圧を調整するポンプ (H*W*L)19cm×15cm×25cm



このMR-Sは新車で買って、この10年47,000Kmを大切に乗ってきた。特に、エンジンを高回転に回すでもなく、高速度を出すでもなく、急加速するでもなく、模範的な運転だった。おかげで事故も故障もなく10年以上過ぎた。ところが、上記の故障である。田舎で自動車屋を営む知り合いに相談すると「症状を聴いた範囲ではメカ系は大丈夫だからまずMTオイルポンプのみ取り替えたらいいだろう」というので、Netsに伝えた。Netsでもまずはそれからやってみるとのことで、今のところ機嫌よく走っている。来週から車検期間に入るので、車検場で健康状態をチェックしてもらおう。そういうことで、この故障はSMTポンプASSYの取り換え21,0384円で済んだ。この車のことは大変気に入っており、このまま故障せずに一日でも長生きすることを望む。ところが後日談として、2週間もの長期入院が要求されたが結局調子は戻らず、さらにエンジン自体のパワーも入院前からガクッと落ちた。従来3速で走れた坂を2速が必要になったのだ!エンジンのカバーを外してみたら妙にエンジン全体が奇麗(*)になっているのでボロいエンジンと取り換えられたのかと思ってしまった!
*:私はエンジンを磨く趣味は無い。勿論車体も磨かないが!ボディーが泥などで余りに汚いと手や衣類が汚れるので、その場合は水道水で落とす。

形あるものはいつか崩れ去る。あらゆる車にメンテナンスは必需であり、すり減った部品、劣化した部品、事故などでひん曲った部品は交換しなければならない。車のメンテナンスに関して私が経験した範囲では、水とオイルを年に一、二回暇な週末にチェックし、車検ごとにオイルとバッテリーを交換していれば全ての車が何の問題もなく10年は動いてきた。水とオイルにはウオーニングランプがあって、オーバーヒートや適量以下になるとランプが点くが、そのような経験は40年前のブルーバード510でのみだった。当時の車の品質は現在のものに比べればかなり劣る。510は当時の名車であり、コストパフォーマンスが良いとのことで米国では人気車種だった。

さて、私の車歴は23歳のときの友人からの贈り物ニッサンブルーバード510を皮切りに、トヨタマークU、マツダRX7、ホンダビガー、ホンダシビックカントリー、三菱ミニカ、ホンダオルティア、日産セレナ、ホンダインサイト、トヨタMR-S、ホンダフィットシャトルである。それぞれの車に思い出があり、思い入れもある。それは時間を見つけて書いておこう。さて今後いつまで運転できるだろうか?年齢的にはあと数年の猶予だろう。それだけに事故のないように運転を続けたい。もし運転できなくなれば、守備範囲が極端に狭くなる。冥土の土産にヨーロッパをレンタカーで周遊旅行することも考えていることもある。
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