●MR-Sをロードスターに買い替えた 2016/12/18

12年間乗ってきたMR-Sに引導を渡した。MR-Sは私の車歴の中で最も高い修理費用がかかった。MR-S以前に最も高くついたのは日産セレナだったが、5万Kmも走らないエアコンのコンプレッサーの乗せ換えで11万円だった。ところが5万Kmも走ってないMR-Sはつい半年前にミッションオイルコンプレッサーというものを取り換え20万円以上の出費を余儀なくされ、その後たかだか3千Kmも走ってないのに半年前と全く同様の症状が現れたのだ。当時トヨタの技術者と話したが、何がどう悪いのか彼には分からなく、次は？（機器の名前を忘れた！）を取り換えなければならないかも知れなく、合計40万円の出費だという。いくらお人好しの私とはいえどもいつ故障が治るか分からなくどれだけ費用がかかるか分からない車に乗り続けるわけにはいかない。走っていてそこでエンコしてしまえば、誰でもそれにどれだけコストと時間がかかるか分かるだろう。

以上のことから、もうトヨタは懲り懲りだということで乗り換えの検討を始めた。ところがトヨタを含めても国産の軽量オープンカーではマツダのロードスター以外に無いことが分かった。国産オープンカーとして軽は二種、普通車ではホンダの超高級車があるが、軽はちいさすぎるし一方私の財力では２千万以上出せるわけがない。そういうことからロードスターを購入することにした。直ちに最も近いマツダのディーラーに行き発注した。担当のセールスマンは若い人だったが「買いたいのですが」というと、エッという感じだった。みすぼらしい風体の老人がコンバーチブルを欲しいと言ったからか？その日のうちに購入契約をしたが、サービスはフロアマットだけだった。もっとも昔のマツダは値引きを積極的にしていたことから車の価値を落としていた面もあった。それを止めたことが車や会社の価値をキープすることになったということをマスコミは伝えている。自信がある商品は値引きすべきでない！

実はマツダの車としては若いころにRX7というスポーツカーを新車でこのディーラーから買った。この経緯については別途エッセーを書いているので興味のある人は読んでもらいたい。当時買ったRX7は軽量とロータリーエンジンの高出力いうことで性能を誇示していたが、今回買ったロードスターも当時のRX7とほぼ同じ重量で軽量である。足回りはRX7よりもはるかに改善されているようで、ロードスターは複雑なサスペンション周りの機構と4輪ともにディスクブレーキである。メカに興味のある人はこの値段でこんなに複雑な機構かと感激するだろう。

今後はしばらくロードスターに関するエッセーを書くことになるだろう。まだ150Kmも走ってないが、感想を述べると、エンジンのトルクは2000cc級の車よりもはるかに小さいが、一旦走り出すとそれなりである。30Km/hから40Km/hで4速へのシフトアップを促されることには少々驚いた。これまでの私の走り方はシフトアップが遅かったということだ。なお、なぜこのオートマの御時勢にマニュアルにしたかだが、英国で二か月間数十年ぶりにマニュアルシフトの車を運転して、若いころのマニュアルの楽しさを思い出したことと、老いる私の左足の運動と頭の体操になると思ったのだ。70歳近い老人の感想だから若い人には役立たないとは思うが！

追記：ロードスターの一ヵ月点検を受けた 2017/1/8

未だ300Kmほどしか走ってないが、一ヵ月点検を受けた。実は購入から一ヵ月に満たないが近々に二ヵ月の長期出張が控えているからだ。さて、私の自動車利用の実態は近所のスーパーに家内に言いつけられてお買い物に行くレベルだ。先のMR-Sも12年間で5万Kmしか走ってなく、私のモビリティはこの程度だ。さて、一ヵ月点検を溝の口のマツダで受けた。全ての点検項目に問題なかったがメンテナンス担当の技術者に私が感じたギヤの硬さやギヤオイルの取り換え時期についてレクチャーを受けた。購入当初のギヤの硬さは故障しているかとも思うほどで、ゴリゴリと音がし１速と2速は大変入れずらかった。しかし、300Kmを走った現在はかなりスムーズになった。とりあえずメモレベルの情報だが！ロードスターのマニュアルトランスミッション愛好者に伝えておく。
元に戻る