中古車業者の買取査定状況
中古販売会社の査定員には著名な中古車業者の名刺を持つ人もいましたが、彼の査定は最も低く、本当に買う気はなく、皆とつるんで客を翻弄する役目をしていると感じてしまいました!皆さんには、店舗を構えている業者に直接車を持ち込み査定してもらうことをお勧めします。

中古車業者の買取査定状況 2016/12/24

トヨタのMR-Sの調子が悪くなりロードスターに乗り換えたことは別記の通りである。実はこの調子の悪いMR-Sをマツダに下取りしてもらいたかったが、マツダのディーラの若いセールスマンからは中古車業者への販売を勧められた。それでインターネットの見積もりサイトに売りたい旨を書き込むと数社から電話やメールがあり、いきなり朝の8時はどうかとの依頼があったり、買取査定員全員を同じ時間に呼んでセリをするべきだとか提案もあった。実際に何社かを別々に見積もってもらうことも時間的に不可能なので、朝の8時から相談という買取員と、それに続いて10時、11時と5社の買取査定を行ってもらうことにした。

さて、朝一番に来た査定員は午前中に集まった査定員のみでセリをやれば最も高く売れるので午後からの査定を断れという。そしてそれを執拗に勧められた。私の長いビジネス経験では、初めて会った人に執拗に何かを勧められたら絶対に乗ってはならない。彼はそのまま帰らないで、その後全員が集まるまでダラダラと居すわった。実はある人から仲間の査定員達が集まり寄ってたかって買いたたかれるぞとのことを聞いていたが、実にその通りのシナリオが目前で展開されていくことに我ながら驚いた。彼らに私が言ったことは『後ほど買取価格を連絡ください。最も高い価格を提示してくれた方にお売りします。』である。業者達は、この場で決めてくれるなら高く買い取るとしつこく迫るが、そもそも他の業者の価格が分からないのでは決めようもない。ある種の催眠商法のようなもので、大勢の査定員からアーでもないコーでもないと言われればそのまま売ってしまう人もあるのだろう。それぞれの査定員に何度も同じ弁を喋らされることには閉口した。さあもう話は無いだろうと思ったとたん、全く同じ質問が別の人からあり、明らかにこちらを困惑させるのだ。最後はいい加減にしろとどなりたくなった!

彼らとは別に、電話連絡をもらった店舗を構える業者の店に車を持って行き見てもらい、調子が悪い旨も話した。結局この業者が最も高い価格をオファーしたので引き取ってもらった。なお、この業者からはこの車が試験走行したのちに原因不明の不動状態になり修理不可能となればご破算となる旨が伝えられた。一旦売買契約を結んでもこのようなこともあるのだろうか?そういうことから車を渡して後10日間ほどは落ち着かなかった。結局この業者の技術者は調子の悪い原因を解明したのだろう、原因を究明できなかった件のトヨタの技術者よりも技術レベルが高いということだ。

さて、今回初めて車を中古車業者に買ってもらったが、刺激の少ない毎日を送る私には大変面白い経験であった。皆さまがもし車を売りたい場合、大勢の業者にドンと集まってもらうことだけは避けたほうが賢明だ。但し、上記の経験をしたくなければだが。寒い中何度もかんども同じことを喋らされてへきへきとした。彼らは仲間内で互いに面識があることは明白で、少々辛辣だが、ある種の詐欺師集団ともいえるだろう。
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