クルマの自動運転が数年後に実現!
自動運転はある程度可能性が見えるので楽しみです!ただ、後席にふんぞりかえって「飲み屋に行け」というと馴染みの飲み屋に連れて行ってくれて、帰りにはスマホのメールでちゃんと迎えて来てくれることが本当に実現するのでしょうか?そうなると酒量が増え、出費も増えるでしょうね。
●クルマの自動運転が数年後に実現! 2017/9/16

今日の日経一面は「クルマ 異次元競争突入」である。内容は自動車各社がいつまでに自動運転を目指すかをまとめている。このエッセーを書き始めて、アレッと思ったのはそもそも車は日本語で"自動車"である。これまで自動で動く車だったのだが、これは人が押さなくともエンジンで動くという自動であり、自動運転車ではない。英語では、car, automobile, vehicleなどと言うが、私の米国での少ない経験では車の総称としてvehicleがよく使われる。トラックやバスはcarとは言わないからだ!Webで自動運転車を調べると"autonomous cars"、"self-driving cars"、"driverless cars"などとある。

さてこの記事によると、各自動車会社の計画として20年代初頭に自動運転車が投入されるという。たかだか5,6年後に完全自動運転車が販売される事実は驚きである。多くの年長者は買い換えに走るだろう。加齢による体力と五感の衰えにより私が運転不能となる頃には、ガレージに停めた自動運転車の後席にふんぞり返り「近くのスーパーまでお願い」と言えば、ハイハイと送ってくれるようになるのだ。私の事情で言えば、家内は運転できなく、娘は遠方に住んでおり、あと数年もすれば移動の自由が困難になると悩んでいたが、解決である!あと数年で完全自動運転の車が発売されるとの記事で狂喜乱舞した。望むらくは、お安く販売願いたい!

さて、自動運転が実現するほど機械がお利口さんになるならば、高性能ロボットを買ってきて「俺の代わりに稼いでこい」と命令しても、それは10年後でもさすがに無理だろう。しかし自動車は単に目的地に向かって道路を進むだけだから、現在のセンサー技術で十分に目的が達成できる目途がついたということだ。多くの運転手が職を失うか?タクシーは全て自動運転になるか?考えれば考えるほど課題が浮かぶ。恐らく全ての自動車メーカーの研究所では、上記の事柄などが徹底的に検討(*)され、今後はどのように儲けるかを真剣に考えているだろう。例えば、特殊な用途以外には自動運転車は電気自動車のみとなることが間違いない。なぜならガソリン自動車と電気自動車へのエネルギー供給に関する危険性を考えれば自ずから決まる話だからである。
 *:我社もこの変革を捉えて何がしかの特許を得たいと思い、無い知恵を絞っている。冗談にしか聞こえないか?ただ実際に自動運転自動車だらけの現実を想定して新たなビジネスなり物なりを思いつき、それに立ち向かうことは至難の業である。たった今を十年前に想定できた人は非常に少ないだろうから。

本記事を何度か読み返したが、世界最大の自動車マーケットである中国が電気自動車へのシフトを宣言したことから、10年後にガソリンエンジン車は無くなると言っても過言ではない。現電気自動車には航続距離の問題があるが、高性能電池の出現で一気に解消されよう。それよりも問題は、製造側のビジネスである。複雑なエンジンの構造は各自動車メーカーの製造の肝だったが、それが不要となる。しかるに電気自動車は誰にでも作れる現在の洗濯機のようになり、異業種参入が相次ぐことになる。業界再編である。自動車業界のみならず、タクシー業界、運輸業界、ピザ宅配まで10年後の変革ぶりは誰も予測できないほど大きい。予定どおり本物の自動運転車が出現し、我が家に来れば!
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