ギネスの認定証を初めて見た

ギネス記録は誰でも申請できますが、およそ考えられることはピンからキリまで全て記録になっているようですね。ただ、背の高さや低さなどは努力しても得られないことは記録というよりも単なる結果ですね!個人的に思うことは、二つのノーベル賞を取ったマリーキュリーは間違いなくギネスですね。ただ遠い過去の結果にはギネスとしての認定は無いようです!そんなことをしていると歴史上の人物や記録は全てギネスになってしまい、ギネスという名の歴史書ともなりかねませんから?
●ギネスの認定証を初めて見た 2017/1/31

イギリス旅行では最初の3週間を友人のAndyの家にお世話になった。友人とは言えどもそんなに長く居候するのか「一宿一飯の恩義を知らないのか、日本人の恥だ」との声も聞こえてきそうだが、家内は本気で怒っていた!いい加減な私は『お願い』と言って泊まってしまったが。Andyはおよそこの世に存在しないような好人物で"No"と言えない性格である。そのエピソードとして彼はガーデニング会社を営んでいるが、インドネシアを慰安旅行中に顧客から急ぐ仕事を頼まれた。顧客は彼が監督しないと仕事を出せないと言い、仕方なく彼は旅行を中断してイギリスに帰国したことがある。ちょうど去年の今頃でバリ島西部のバリアン村の居酒屋で私と二人で飲んでいたときのこと「なじみの顧客から電話があり、断れない」と言い帰って行った。

さて、私が居候したこの家の居間に飾ってあったのがギネス認定証である。実はこの家はTim Mellorsという数十年前に知り合った私の知人が所有する家で、Andyは彼から賃借しているとのこと。Timがギネス記録を持っているとは全く知らなかったが、この家の庭にやたらと大きいサーフボードがあることは到着早々知った。ドカーンと庭に置いてあるからだ!私は洗濯物をこの庭の物干しに干しており、殆ど毎日のように自炊していた。Andyは勿論毎日仕事に出かけるので、彼の夕食も暇な私が作っていた。居候の手前!その料理はJapanese tastの典型のようなものだが、食材がイギリス風なので、結局ステーキだのシチューだのと野菜サラダなど私の好みで作っていた。お世辞かも知れないが、彼は大変おいしいと言って食べてくれた!得意のスシを作りたかったが残念ながら粘り気の強い日本米はスーパーに無かった。勿論刺身や刺身にできそうな魚は無い。サーモンは切り身の真空パックがスーパーに置いてある。これはバター焼きなどで美味しくいただけた。
                   ギネス記録のサーフボード

さて、ギネス認定証だが以下の写真に示すとおりである。なんだこんなものかとの意見もあろうと思うが、実際に11mもの長さのサーフボードを作ることは難しく、さらにそれに何人かのサーファーを乗せて実際にサーフィンすることも至難のわざである。このギネス認定証をよく読むと11mのボードでサーフィンしたとある。これからすると、11.5mのサーフボードを製作し数名のサーファーが沖から漕いで立ち上がれればギネス認定となる。製作費や人件費などを考えれば数百万円を下ることはないが、ランボルギニーの新車よりも安いだろう。暇と金があり、ギネスの認定が欲しい人はやるべきだ。但し製作コスト以外にも、10mを超す長尺ものを積めるトラックの調達から、工場の手配も難しいだろう。はてさてTimはこれをどこでどうやって作った?海までは近いので皆で担いでいったのだろう?

                 ギネス記録認定証
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