航空会社とレンタカー会社の選択

これまでの旅行では単にマイレージがついて安い航空会社とレンタカー会社を選んでいましたが、今回は事情により白紙からスタートしました。
航空会社とレンタカー会社の選択 2019/11/05

成田および羽田発のドイツ行きは殆ど彼の地の夜間に到着する。通常はそのままホテルに行けば良いが、右側通行を10年以上やっていなかったことで夜間の運転が不安だった。従い朝到着の便を調べると、成田を17時25分に出てミュンヘンに翌朝7時5分に着く便を見つけた。バンコク経由のかなり遠回りで、この便でわざわざドイツに行く人は殆ど無いだろう。タイ航空には初めて乗ったが、サービスなど全く問題ない。余談だが、行きの便のチーフパーサは全く訛りの無い完璧な米語を喋った。恐らく米国の大学で学んだのだろう。私はスカイチームのマイレージサービスに加入しているが、残念ながら望む時間に到着する便(勿論安い便のこと)は無かった。

右側通行での運転経験は、仕事に最もあぶらが乗っていた頃米国への数十回の出張などで通算1万キロ以上走ったことだろう。もっと若い二十代最後の半年、ハワイでV8のクライスラーを持ち、ホノルルで1万キロ以上走った。大変燃費の悪い車だったが、ガソリンが安かったので当時日本で持っていたRX7にくらべ感覚的に同等以下だった。最初の海外での運転は、社会人になって2年目25歳の時、ニューヨーク州のバッファローからナイアガラ往復だった。夕方になり、たまたまナイアガラの滝の近くで見つけた小さいモーテルで一泊したが、西も東も分からずたった一人でレンタカー会社からもらった一枚の地図を頼りに走った。今考えると少々寒気がするが、当時は若かったことから日差しの方向から方角を感知し、時間も距離も体感できていた。ふと思い出したが、その時はクレジットカードを持ってなく現金決済した。当時クレジットカードは巨額の資金を銀行に蓄えている人か、大企業の管理職クラスがやっと持てる時代だった。勿論、私などのペーペーにはクレジットしてくれなく、ドル紙幣の束を懐に海外出張せざるを得なかった。

今回使ったレンタカー会社はWebで見つけた。マイレージサービスに加算したい場合は、米国系のレンタカー会社を選ぶ必要があったが、今回のBuchbinderという会社は他に比べ圧倒的に安かった。さて、レンタカーを借りるタイミングだが、24時間単位になっており、もし1時間でも返却が遅れれば一日分の料金が加算される。そういうことから、到着日にはミュンヘン空港で4時間ほど遊んでいた。とは言えども、パチンコ屋やカジノがあるわけでもなく、ゆっくり朝食を取ってそこを行き来する人を眺め、そばに座っている人と会話を楽しんでいた。12時近くになり、レンタカー会社のカウンターで手続きをした。


 ミュンヘン空港のBuchbinderの受付風景

事前の予約はVWのポロを申し込んでいたが、窓口の女性は「ポロは無い。もっと良い車があるからベンツにしろ。」と言う。彼女はベンツのワゴンを勧めたが、私には大きすぎるのでもっと小さい190Dで落ち着いた。40日間全く整備せずにドイツ一周するのだから彼女としては丈夫な車を借りて欲しいし、売り上げ増(*)もある。良いセールスマンだ。実際の運転では、ベンツにして大正解だった。ドイツでも狭い道もあり、都市部の路上駐車は縦列駐車が一般的だ。右側通行に不慣れな私には小さければ小さいほど良かった。ただしアウトバーンの運転は別である。このベンツはスーパーチャージャーを備え150Kmを超えてもガンガン加速し、安定していた。今回の私のレコードは196Kmだが、まだまだ余裕があった。数値はディジタルメータなので正確だろう。
*:予約の際に579.95ユーロ、ベンツに変更で250.00ユーロ、計:829.95ユーロ(約10万円、保険フルカバレージ)但し、駐車違反やスピード違反の罰金は未定だが、恐らくそのうち来るだろう。その際にはここに表示したい。
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