「富久娘」も虚偽表示

食品に偽装は命取りです。もっとも、あらゆる事柄に関して、嘘は高くつきます。かくいう私も嘘をついたことはあります!ただ、命取りになる程の嘘をついたことはありません。嘘も方便と言います!
●「富久娘」も虚偽表示 2013/11/12

"神戸市灘区の酒造会社「富久娘酒造」は12日までに、純米酒に醸造アルコールを混ぜたり、吟醸酒の原料に規格外の米を使用したり・・・"(日経朝刊より)とのこと。絶対に止めて欲しい。私の場合、醸造アルコールが含有されていると、間違いなく翌日二日酔いになる。もし、その量が多いと、飲んでいる最中に吐いたりすることもあった。私の体質的課題として、瓶に貼られたラベルを良く見て、醸造アルコールが含有されていると絶対に飲まない。単に醸造アルコールを飲まなければ良いのだ。しかし"純米"と記載されているのに純米でない場合は、避けようがない。私固有のアレルギーの問題だが、虚偽記載は止めて欲しい。アレルギーで死ぬ人もいるのだ。

これまでに何度か純米酒を飲んで、翌朝二日酔い的状況になることがあった。あれはそういうことだったのだと今は思っている。私の場合、そういうことが一度でもあると、その銘柄は飲まなくなる。なお、上記記事によると吟醸酒の米こうじの原料には、規格外の加工用米を使用とのこと。まあ、これは健康面では問題ないが、マグロとの表示にサンマが入っていたようなものか!昨今の車えびからブラックタイガーへのすり替え問題と同様だろう。

著名レストランの食材偽装表示問題に関して、特に日本を代表する企業やレストランにはプライドをもって経営して欲しい。どんなに誤魔化しても、その場はどうにかうまくいくかも知れないが、いつの日か不満を持ち退職した従業員によって必ず表面化するのだ。一連の偽装食品騒ぎを見ていると、誰かが偽装でコストダウンするとそれに対抗して競争相手も偽装するというような、悪貨が良貨を駆逐するドミノ倒し現象のように見える。我々日本人は是非ともプライドを持って経営して欲しい、最後にものを言うのは品質であり、それは誠実さでもある。死んだ親父は、私が18のとき上京する際「"Honesty is the best  policy."で行け」と言った。

最後に、醸造アルコールが含有されていることをリトマス紙のようなもので判別できないだろうか?勿論、私の体質はリトマス紙レベルだが、飲んでしまってからでは遅いのだ。我が社の今年度の研究項目として、電気的センサーを使った簡易醸造酒含有チェック装置(*)を作ってみたい。もしこれに投資したい方があれば連絡乞う。
*:コンシューマ向けには市価3000円以下で体温計程度のサイズが要求されるだろう。そこまで品質にこだわる私のような飲兵衛がどれほどいるか分からないが、この装置を居酒屋でグラスに突っ込んでいる光景を想像すると楽しくなる!
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